春統括〜内容編

松浦亜弥コンサートツアー2006春〜OTONA NO NAMIDA〜


4/2市原昼@杖
4/2市原夜@厨
4/15桐生昼@杖
4/15桐生夜@杖
4/16宇都宮昼@杖(最前)
4/16宇都宮夜@杖、厨(1人1列独占)
4/23大阪昼@あゆな
5/4中野昼@厨
5/5中野昼@一
5/14市川昼@すぐる
5/14市川夜@杖
5/28神県民夜@杖
6/4仙台@杖
6/24東京厚年昼@杖
6/24東京厚年夜@あゆな
6/25東京厚年昼@厨
6/25東京厚年夜@あゆな、厨&フルーチェ(逆ドリ)


計17公演参戦/27公演


〜〜〜〜〜


今までのツアーで一番分かりやすく「一言」で感想を言い表せるのだが、
それでは期待に応えられないので(誰のw


去年夏の姫路城ライヴを終え、どう考えても煮え切らない秋の長いトンネルを抜け、
年明けにアルバムも出ずに、去年の春ツアー後に出たシングル2枚で、
どんな内容で攻めてくるのだろうか、そう感じたツアー前。
ツアータイトルが決まった時点で何となく、101KISSのような内容になるのではないか。
そんな根拠のない自身と安堵を抱え*1
初日は中野にいたため見れずに(何)、2日目の市原を迎えた。


でも、初見の時には残念ながら俺の期待には応えてくれなかった。
前半戦で激しく萎えたからだ。「結局こうなるのか」と。
1年ぶりのソロなのに「何も進化がないじゃないか」と。
むしろ03秋の再来さえ感じ、悪寒が体を襲ったぐらいだ。


だが、中盤で空気は一変する。空気が変わる雰囲気をMCから読み取れたから。
でも、いくら常に彼女に対しての理想が高い自分でも(笑)、まさかステージが回転した後に
グランドピアノが置いてあるとは想像できなかった。。。


眼前の光景はあまりにも衝撃的すぎた。
あぁ、彼女の真の魅力に気付いてから、ずっと描いてた一つの理想が今、眼の前で現実になるんだと。
想定できなかった事態に心の準備が追いつかないまま、中盤へと突入。


ね〜ぇ?、そしてラブナミの無音なアカペラで呆気にとられ、「初めて唇を重ねた夜」ではオーケストラ登場。
普通だったら「おぉぉ!?」って感嘆の言葉の一つぐらい出るんだけどね、何も言葉出なかったわ。


そして、MCの後「ずと好き」のイントロのピアノが聞こえた時に、俺の心は完全に敗北宣言。
しかもストリングスも加わり、オリジナルよりも更に重厚な楽曲と変身していた。
俺が待ち望んでいたのはこれなんだよ。この瞬間だったんだよ!
「♪最後の景色をー」で左手が奏でるピアノの低音、これだよ、これ!!
個人的にきわめて大好きな曲であり、最後まで通して今回のツアーで一番の聴き所だった1曲。

ただ、残念なのはフルバージョンではなかったこと。
またこのチャンスがあれば、ぜひフルバージョンで歌って欲しいと切に願う。
この曲で流れる涙は、喜びなのか、曲のせいなのかは未だに分からない。
でも多分、どっちもなんだと思う。


ストリングスは疎いので分からないけど、ピアノの弾き違いを聴き取ったりとか、
鍵盤の手の動きを見たくて左サイド行ったりとかw
そして何よりもプレイヤーが即興でアレンジを聴かせてくれるコト。
あ、アレンジやるかどうかはプレイヤーまかせなんだ、って思って、やたら嬉しくなってたりね。
ピアノは2名体制でツアーを行ってたんだけど、両者による演奏の違いがまた聴いてて面白くて。
個人的には大塚さんの粒が立った弾き方が好みw


気がつけば あなた」で始まる後半。
何よりも素晴らしいのは、ピアノ、ストリングスを中盤のみで終わらせることなく、
見事に松浦亜弥のポップな楽曲に加えたこと。
中でも、オリジナルでもピアノやストリングスが素敵な「ドキラヴ」。
いつも通り踊るんだけど、あまりにも気持ちよくてウザイぐらいに熱唱してたことが違うんだよなw
これ程までに気持ちの良い「ドキラヴ」は初めてだったから。


とにかく全編を通じて「楽しい」っていう表情が溢れんばかりに伝わってくる。
歌ってるときにしろ、MCにしろ。
ここまで伝わってきたのは俺の経験上初めてだったわ。
どんなに客が楽しもうと思っても、やはり宴者の表情見てしまうと、どうにも楽しめなかったりする。
そう、それが去年の秋(ry


本編最後に歌う「砂を噛むように・・・NAMIDA」。
2番途中までピアノとストリングス部分をカットしたオケで歌う。
途中から生のピアノ&ストリングスが登場して曲の味わいに抑揚を付ける演出これ最高。


アンコールの笑顔に涙で幸せすぎて涙を流し、トロ恋でどうしようもないぐらい幸せな時間に幕を下ろす。。。

*1:個人的には04春が一番好きなSLだが